2011.10.17(Mon)

みつけました 

あのデレツンが初登場した話のメモ書き。
しかし、残念な事に、途中で切れてました。
…そういえば、あの時はまだ記憶媒体にFD使ってたもんなぁ((
一部の下書きが途中で途切れてしまってたんですが、あの話も例外ではありませんでした。
うーん、残念。


せっかくなので、埋もれてたメモ書きから1本出してみます。リバイバル久しぶりかも。
あ、今日はネプリーグあったんだけど、エンタリーグだったんで問題振り返りはなしです。


今回のリバイバルは、時系列で言うと思冒コロシアム編の後。



              暗闇の中の光


・・・逃げ出してから早1年半。
誰もオレの事なんて見つけられやしない。
今のオレは、当ても無く彷徨う、1人の男。


変装をしたまではいいものの、本物の登場のせいで見破られ、戦いでは決勝で敗北した。
そして結局オレは逮捕され、狭くて暗い牢獄の中に放り込まれた。
始めのうちは大人しく与えられた仕事をしていたが、だんだんバカらしくなり、とうとうオレは脱走した。
そして今に至るが、警察も、誰もオレを見つける事は出来ていない。


今日もオレは、行く当ても無く各地を彷徨っていた。
ふと思い出したのは、オレの少年時代・・・それこそ好奇心旺盛な頃。
あの時は、ポケモントレーナーとして腕を磨いていた。
しかし、ふとした事から悪事に手を染め、トレーナーを狙って各地を飛び回るようになった。


昔の事を思い返しながら佇んでいると、どこからか鳴き声が聞こえて来た。
何気なくその方向を見ると、まだ小さい子供が泣いていた。
しかし今のオレは、生き抜く事で精一杯。とても他人の事を考える余裕などなかった。
心の底では、何か出来る事をしてやりたかったのだが、とてもそんな気にはなれなかった。
オレには今、何が出来る・・・
這い上がれない程の精神的ダメージを受けた今のオレに、一体何が出来るというのだ・・・!
・・・疑問を立ち上げても、誰も応えてくれる者など存在しないが。


また彷徨い旅に戻ろうかと歩き出したその時。
突然悲鳴が聞こえて来た。
何故かオレは、無意識に走り出していた。
・・・先程泣いていた子供が、野生ポケモンに襲われていた。
助ける気など無いのに、身体が勝手に動く。
手が、腰のボールに真っ直ぐ伸び、収納されているボールを掴んだ。



「・・・無事のようだな」
オレは、その子供の顔を見ないで言った。
「うん! ありがとう、マントのお兄ちゃん!」
・・・礼を言われたのなど、何年ぶりだろうか。
「いいなぁ・・・ぼくもマントのお兄ちゃんみたいに強くなりたいなぁ・・・」
オレは何も応えず、ただ「急いでいる」とだけ言った。勿論急いでいるワケでは無いのだが、ここはどうも居心地が悪い。
「ねぇ、マントのお兄ちゃん! なんていう名前なの?」
「・・・あいにく、名乗る名前など持ち合わせていない」
「そんなぁ! 教えてよー!」
オレはもう我慢が出来なくなってきた。
教えない事には、この場から離れられない状態である。
ここ数年感謝された事は無いオレは、ようやく一筋の光を見つけた様な気がしていたが。
まさか、この様な子供によってとは。
仕方なく、オレは自身の名を名乗り、その場から立ち去る。



「・・・グレイ」



それが、暫く振りに名乗った、オレの名だ。

        END
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