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2015.05.18(Mon)

今回はコラボネタ 

今年はコラボネタです。題材は…アレです、アレ(何



             とある鎮守府の四天王


「え、代理…?」
「そ。代理」
気候が暖かくなってきた所に、なぜか熱いお茶を出しつつ、リクが言った。
「代理で、何をしろと…」
「提督業」
「提督…?」
「詳しくはセリアに聞いてくれ。オレは忙しい」
「え、だから提督業って…」
訳が分からないままだが、リクはそのまま話も聞かないまま外出。唐突すぎるにも程がある。


「話はリクさんから聞いてます。じゃ、行きましょうか」
リコがセリアの元へ向かうと、もう既に話が伝わっているようだった。どうやら最初から仕組まれていたらしい。
「行くって…どこへです?」
「どこって…鎮守府ですよ」
「鎮守…府…?」
「はい。…あ、私がいいと言うまで、ちょっと目を閉じていて下さい」
「は、はぁ…」
言われるがままに目を閉じる。特に何も、感覚的な変化は感じない。
(一体何が始まるんでしょう…)



「…はい、もう目を開けていいですよ」
セリアに言われ、目を開く。
「……」
「ここが、リクさん所属の鎮守府、その提督室です」
「いえ、ですから鎮守府って一体…」
「提督、失礼します…」
(あれ、誰か来た…)
ノックの後に入ってきたのは、鉢金を締めた女性。
「軽巡洋艦、神つ……ッ!?」
「えーと、あの…何か…?」
「あなたは誰です!? この鎮守府では見ない顔…まさか、深海棲艦の手の者…!」
「軽巡……? 深海……?」
「お、落ち着いてください神通さん!」
セリアが割って入る。「神通」と呼ばれた女性は、
「……? あ、お隣の鎮守府のセリア提督……」
(セリアさんまで提督と呼ばれてる…)
「この方は、怪しい人ではありませんよ。この方は、リクさんのお仲間の…」
「あ、あの、リコです…」
「そうでしたか……そうとは知らず、ご無礼を」
(でもまだちょっと警戒されてる感じがしますね…)
「ところでセリア提督、本日はどういったご用件で…?」
「実は今日、リクさんが所用でこちらに来られないとの事で、代理として、こちらのリコさんに…」
「いえ、私いきなり押し付けられたんですけど…」
「そうなんですか…?」
「ええ、リクの所を尋ねたらいきなり…」
神通が「なるほど…」と呟く。そしてセリアの傍まで歩み寄り、
(あの…セリア提督…?)
(はい…?)
(この方…リコさん、でしたか。艦隊指揮の経験は…?)
(ありませんね…)
(それで、提督のお戻りは…?)
(私は何も聞いていないんですが、代理としたところを見ると…)
(少なくとも今日は戻られない、という事でしょうか…?)
(とにかく、まずはここがどのような場所なのかを知っていただいては?)
(まずはそれですね。……あ)
神通の、何かを思い出したような声に、
(どうしました?)
(ごめんなさい…何でも、ないです…)



「とにかく、まずはこの鎮守府の事を知っていただきたいのですが…」
「ですが?」
「実は私、提督から依頼された仕事が残っていまして、同行できないんです…」
「困りましたね…この部屋の窓から見る限り、ここ、結構広そうですから誰かついていて欲しいんですが…」
「そうですね…えっと、放送用のマイクは…」
辺りを見回し、マイクを見つけるとスイッチを入れる。
「…?」
「神通より『艦隊四天王』メンバーへ。至急、提督室までご足労願います」
「あの、今のは…?」
リコがセリアに聞いた。
「この鎮守府の中心を担う方々を呼びました。その方々に、あなたへの案内をお願いしたいと考えています」
「えーと、セリアさん…」
「はい?」
リコは神通の方を指し示しながら、
「そもそも、この方は、どんな方なんですか…?」
「『どこか遠い国、古の時代に海を駆けた戦船、その魂を宿した娘』 艦娘、と呼ばれているそうです」
「かん……むす……?」
「はい。その元となった艦船に関する書物を、リクさんの書庫で見せていただいた事があります」
「ああ、あの、期待外れの書庫ですか…」
「そして今ここにいるこの方は神通さん。リクさんの率いる艦隊の中核を担い、リクさんの秘書艦でもあります」
「えっと…要は、リクの秘書的な役割をしている、と?」
「はい。提督には、とてもよくしていただいています」
「それで、さっきちょっと出てきた『艦隊四天王』ですが…なんなんですか? それ」
「リクさんの率いる艦隊の中でも、指折りの実力を持ち、特に大きな信頼を置かれている4人の艦娘の方々の事です」
「はぁ」
「まず四天王の1人が、今ここにいる神通さん。そして…」
「失礼します」
「あ、ちょうど来たみたいですね」
(どんな方々なんでしょう…)
「あ、あの…神通さん…お呼びでしょうか…」
「突然お呼び立てしてすみません、羽黒さん、榛名さん、扶桑さん」
「気にしないでください。榛名は大丈夫です!」
「それで…ご用件は…?」
「実は……」
神通が他の3人に事情を話している間、
「あの…この方々が…?」
「はい。他の『艦隊四天王』の皆さんです。まず……あ、あの、羽黒さん、そんなに怯えなくても…」
「し、知らない人が……」
「大丈夫ですよ。提督のお知り合いの方だそうですから。…あ、今、後ろに隠れたのが羽黒さん。で、羽黒さんが隠れている、白い鉢巻の方が…」
「扶桑型戦艦、姉の扶桑です。妹の山城共々…といっても、今は妹は不在なのですが」
「そして私が、高速戦艦、榛名です。お見知りおきを」
「さて、紹介が済んだところで本題に…」
神通が口を開いたところで。それを遮るように
「ところで、この鎮守府…ですか? その『艦娘』の方々はどのくらいいるんです?」
リコが聞いた。
「そうですね…この鎮守府に所属している艦娘は100人は超えているのですが…」
「ですが…?」
「実は、ゴールデンウィークの休暇で、大多数の艦娘が鎮守府にいないので…」
「何ですかそのザル状態!?」
「私も羽黒さんも榛名さんも扶桑さんも、それは無謀ですと提督に進言したのですが…」
そこまで言うと神通は1枚の紙をリコに渡す。
「なんですか、これ」
「進言したところ、提督から渡された物です。読んでみて下さい」
「えーっと……」


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拝啓

貴鎮守府におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さてこの度、わたくし共深海棲艦一同は、当月末まで大型休暇期間としまして
鎮守府攻撃業務および海域哨戒業務を休止とさせていただきます。
営業再開は来月頭からとなり、再開当日から貴鎮守府へ従来のように恐怖と絶望を与えるべく
邁進してまいる所存でございますので、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

敬具

株式会社深海棲艦 
代表取締役会長  戦艦水鬼
代表取締役社長  戦艦棲姫
代表取締役副社長 空母棲姫
-------------------------------------------------------------------------------------


「…なんですか、これ」
「敵勢力である深海棲艦から、このような挨拶の書簡が届きまして…さっき、この事を思い出して…」
「……」
「あの…私達も司令官さんも、最初はこちらを油断させる為の作戦かと思ったのですが…」
羽黒が口を挟み、続けて榛名が、
「まさか、戦艦水鬼と戦艦棲姫と空母棲姫が菓子折り持って直接休業の挨拶に来るとは思いませんでした…」
「なんですかその敵勢力」
「しかも、しっかり正装で来ていましたから…」
「完全にビジネス対応じゃないですかそれ」
「そういう訳ですので、敵襲の心配は今の所はありません。念の為、一部艦娘が交代で近海の哨戒にあたっていますが、とても暇そうでしたよ」
扶桑も苦笑。
「変なところだけキッチリしてるんですね…」
「私のところにも、同じような書簡が来ました…あと挨拶にも」
「セリアさんのところにもですか…深海棲艦とやらにも労基法ってあるんですかね…」
「労基法といえば、どこかの鎮守府では、資源集めで潜水艦娘たちをこき使っている所もあるそうですよ」
「……あの」
「羽黒さん、どうかされました?」
再び口を挟んだ羽黒に、扶桑が聞く。
「任務遂行の都合で、一時的に神通さんから私に秘書艦が代わっている時に、この資源集めの方法が検討されて…」
「それで、どうなりました?」
リコが聞くと、
「『これをやるにはまだこちらの練度が不足している』という事で、保留になりました…」
「ですが、本格的に資源が足りなくなってきた時の事を考えると…実行を視野に入れなければならないですね」
「…神通さん、意外と恐ろしい事をさらっと言うんですね」
「裏では、演習の指導の厳しさから、駆逐艦娘から鬼教官と言われている事もあるとか…」
「大人しそうな方なのに…」
「何か?」
「「いえ、な、なんでも!!」」


「話が長くなってしまいましたね…とにかく、私は残っている仕事があるので、どなたかにこの鎮守府の案内を…」
神通が、羽黒、榛名、扶桑を順に見ると、
「では、せっかくの機会ですので私が」
手を挙げたのは扶桑。
「この鎮守府の名物、間宮さんの甘味処へご案内しますね」
「甘味処まであるんですか?」
「はい。生活における大体の事は、この鎮守府内で済んでしまいます。天気も良いですし、歩くにはよいかと思います」
「分かりました。では、扶桑さん…すみませんが、リコさんの案内をお願いします」



リコ達が提督室を出てからすぐの事。
「はい、鎮守府……」
『オレだ』
「あ、提督! 榛名です!」
『ご苦労さん。悪いな、行けなくて。そっちにセリアとリコが行っているはずだが…どうしてる?』
リクが聞くと、
「たった今、鎮守府の案内の為に外出されましたよ」
『そうか。で、案内役には誰を? 今日は、お前達以外は、ごく少数しかいなかったよな?』
「扶桑さんが行っていただけるとの事で…」
『扶桑か……何か嫌な予感がするんだが、オレの悪い予感が当たるとなると、建物の外に出た途端に…』




「……」
「あ、雨……」
「不幸だわ…って、これは山城ね…」
「これだけ強い雨じゃ、外出は難しいですね…」
「せっかく間宮さんの甘味を味わっていただこうと思ったのですが…」
申し訳なさそうに言う扶桑に、
「まぁ、また機会があった時にでも」



「やっぱり雨が降ってきたか」
提督室に戻ってきたリコ達を出迎えたのは、外出していたはずのリクだった。
「あら、提督。ご用事は済んだのですか?」
扶桑の問いに、リクの代わりに神通が、
「はい。先ほど、ご用事が済んだとの事で、こちらに」
「あ、でも、リクが戻ってきたのであれば、私は帰っても…」
リコの言葉に、
「まぁそれは構わないが…いいのか、見ていかなくて」
「この雨ですしね。またそのうちに」
「さて……多分なかったとは思うが、敵襲は?」
「やっぱりありませんでした」
リクの質問に、神通即答。
「だよなぁ。大型連休初日はピリピリしてたが、全く来なくて拍子抜けしたしな」
リクは椅子に腰を下ろす。
「あの…ところで、リクにちょっと聞きたいことが」
「あ?」
「この『艦隊四天王』の面々を選んだ基準って、あったりします?」
「基準ねぇ…特に意識はしてねーけど」
リクが答える。
「は、はぁ…でも…」
「なんだよ」
(明らかに、全員好みで選んでいるような気がするんですがそれは…)
(リコさんも、気付かれましたか)
(え?)
(リクさんが、この方々を選んだ基準です。…全員、私が知る限りでの彼の好みのストライクゾーンに入っている方々ですね)
(やっぱり…)


「さて、と。どうだ、鎮守府は」
「まだよく分からない部分が多いんですが…」
「なら、帰ったらさっさとパソコンつけろ! そして着任タイミングを逃すな!」
リクが叫ぶ。
「パソコン…? 着任…?」
「提督……それはいわゆる『メタ発言』では…?」
「流石神通。そうとも言う」
リクに言われ、
「伊達に長い事、提督の秘書艦をやっていませんから」
笑みで返す。
「私も、そろそろ自分の鎮守府に戻ります。ではリクさん、また現実世界で…」
「おう」
「え、ちょっと待ってください。ここ、現実世界じゃないんですか?」
「まぁ、仮想空間みたいな感じか…」
(ここに来るための手段が凄く気になる…)
「んじゃ、オレは取りあえず、オレら側の方にリコの事送ってくるから、また後でな」
「はい。…あ、リコさん」
神通が声を掛ける。
「はい?」
「今度は、ゆっくりとこの鎮守府をご案内します。…いえ、もしかするとその頃には、あなたも…」
「?」
「あ…なんでもないです…すみません…」



「よし、戻ってきたから目開けてもいいぞ」
「なんで行く時と帰る時は目を閉じてないといけないんです?」
「大人の事情」
「……さいですか」




                  END





はい、という事で今年の誕生日ネタは「艦これ」です。
断片的にしかご存じないとの事でしたが…今回は、せっかく艦これネタをやるのだから、
艦これで特に好きなキャラは何かの形で出したいという気持ちが…
ですので、神通(嫁艦)、羽黒、榛名、扶桑の上位4名は確定となりました。あと、名前だけですが山城も出てます。
扶桑型戦艦姉妹は好きです。
上位4名は、単純に好みで選んでます。ビジュアルとか性格を総合的に見れば納得していただけるかと((
なお、出てくる4人の姿は、いずれも改二を考えてます。艤装は確か、戦闘時にしかつけないはず…
もしつけてたらとんでもない事になります。大きさの関係でそもそも部屋に入れません。特に扶桑姉様。


ちなみに、念の為書いておきますが、
深海棲艦の方々はこんな礼儀正しい方々という訳ではありません。あくまでもネタです。
ダイソンとかスーパーダイソンとか空母おばさんとか爆乳大要塞とか色々鬼畜性能のが目白押し(


あ、毎度おなじみ即興ネタは、今回は「株式会社深海棲艦」です(ぇ
そして、仕事が忙しくてなかなか時間が取れなかったので、執筆期間が3日というグダグダぶりです。
かなりガタガタですが、当日に出すというのを優先していますので、ご容赦を…;;


そんな訳で、誕生日おめでとうございます。
これを機会に、艦これを始めてみては?((
あとがきに色々出てきた言葉、もし時間があれば調べてみてください。
艦娘については史実も知れて一石二鳥!((
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Comment

わー!ありがとうございます!
ジャーナリストまさかの鎮守府入り。
艦これは兄がやってるのとか友達の話とかでちょっとわかるようになってきました!
あとアニメは見ましたが何というかゲフゲフ

好きな艦娘のラインナップ納得です、とてもらしいです(((
セリアさんまで提督着任してたのが意外です、彼女は誰を使ってるんですかねー。

短い期間にお疲れ様でした…!
あれですね、ポケモン×艦これコラボとかおもしろいですねと安直に言ってみます。
ありがとうございましたー!
リコ | 2015年05月18日(月) 21:26 | URL | コメント編集

>リコさん
はい、まさかの鎮守府訪問です((
アニメは…毎回録画もしてましたが、いいなぁと思った話と、これはなぁと思った話の差が激しかった印象が…
個人的に6話は神回でした。笑いこらえながらリアルタイムで観てたし(ぇ


ラインナップ、納得していただけましたか(ァ
この4人はもう主力中の主力でもありますしね。
ちなみに、一番好きな艦娘は神通ですが、私の好みの要素を余す事無く詰め込んでいると思っているのは実は扶桑だったりします。

嫁は…うーん、なんとなく、ダメトレとは正反対の性格の艦娘使ってそうな気がします。
前線に積極的に出たがる系とか。で、嫁の方が「まぁ落ち着きましょうよ」とばかりにブレーキになる感じで。
ダメトレ側はその逆。艦娘がブレーキ役みたいな感じか。
何事もバランスです(何


ポケモン×艦これか…
艦娘がポケモン使ったり、とか、ダークサイドのポケモンと深海棲艦が手を組んだのでそれと戦う、とか((
Riku | 2015年05月19日(火) 00:42 | URL | コメント編集

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